
この記事のポイント
・大手の家電量販店の通販サイトで、約700万件の個人情報の漏えいが発表された。カード情報は、そのサイトでは持っていなかったため含まれていない
・「持っていない情報は、漏れない」。守りの一番の近道は、預かる情報を減らすこと
・Garoopは「カード番号は任せる」「ログインは借りる」「入力欄は減らす」の3つを、サービスづくりの決まりにしている
こんにちは。株式会社Garoop代表の山下です。
先に結論を書きます。預からない情報は、漏れない。 これが、サービスを作る会社にできる、いちばん確かな守りやと思っています👍
約700万件の漏えいと、「持っていなかった」カード情報
2026年11月2日、大手の家電量販店が、運営する通販サイトの会員を管理する仕組みに不正アクセスを受け、会員の個人情報およそ700万件が漏えいしたと発表しました。
漏えいした情報には、氏名、住所、電話番号、メールアドレス、ログインID、暗号化されたパスワードなどが含まれています。一方で、クレジットカードの情報は、そのサイトではもともと持っていなかったため、対象には含まれていないとされています。
僕がこのニュースで大事やと思ったのは、後半です。持っていなかった情報は、漏れていない。 当たり前のことですが、サービスを作る側にとっては、いちばん大きなヒントです。
僕たちも、「持たない」ほうを選んできた
Garoopは、子ども向けの学びの場や、AIを使ったサイト制作など、いろいろなサービスを作ってきました。作るたびに、「この情報、本当にうちで預かる必要がある?」と考えてきました。
「Stripeに手数料納めるよりはJPYCでやろうかなと思う。ハードルあるけど😅」(2026年4月のXより)
支払いの方法をどうするかは、今も前向きに試しているところです。ただ、どの方法を選ぶときも、カード番号のような大事な情報を自分たちで抱えない形を前提にしています。
「スマホ用のGaroopTVアプリβ版リリースしてます! Googleログイン、メールアドレスログインして ぜひ使ってください👍」(2024年11月のXより)
「AIでサイト制作&集客支援やってます! セキュリティもばっちり👍」(2026年10月のXより)
ログインも、大きな会社の仕組みを使える形にしてきました。作るのが速くなった今だからこそ、守る範囲を小さくしておくことが、速さを保つコツです。
Garoopのサービスづくりの3つの決まりごと
1. カード番号は、決済の専門の仕組みに任せる
カード番号は、自分たちのサーバーに入れない。支払いは、決済を専門にしている仕組みに任せます。専門の会社のほうが、守りにかけている人も時間もけた違いです。
2. ログインは、大きな仕組みを借りる
Googleなどのログインの仕組みを使える形にすると、パスワードを自分たちで抱える場面を減らせます。お客さんにとっても、覚えるパスワードが一つ減ります。
3. 入力欄は、本当に使うものだけにする
申し込みの入力欄を作るとき、「いつか使うかも」で項目を増やさない。生年月日や性別は、本当にサービスに必要なときだけ聞きます。入力欄が減ると、申し込みもしやすくなるので一石二鳥です🚀
次に挑戦すること
これから作るサービスでは、「この情報を預かる理由」を、作る前に一行で書き出すことを決まりにしていきます。理由が書けない情報は預からない。この決まりを、AIと一緒にサービスを作る流れの最初に入れて、新しく入った人でも同じ判断ができるようにします🫡
今日から試せること
・自社のサイトやサービスの申し込み画面を開いて、入力欄を一つずつ見直す
・「この項目、何に使っている?」と答えられない項目があれば、外せないか考える
・カード番号やパスワードを、自分たちで保存していないか、担当の人や制作会社に確かめる
おわりに
守りというと、高い道具や難しい設定を思い浮かべがちです。でも、いちばん効くのは、そもそも持たないこと。小さな会社こそ、作るときに「持たない」を選べます。Garoopはこれからも、速く作って、少なく預かって、しっかり守ります。応援よろしくお願いいたします!👍