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日本への攻撃報告が3か月で48%増えた:小さな会社でもできる、Garoopの4つの守り

公開日: 2026/10/26

#サイバーセキュリティ#中小企業#パスワード#Argon2id#AI活用
日本への攻撃報告が3か月で48%増えた:小さな会社でもできる、Garoopの4つの守り

この記事のポイント

・日本への攻撃報告は3か月で約48%増。でも対策ははっきりしている

・Garoopは10月に、パスワード保存のArgon2id化・reCAPTCHA・依存パッケージの更新を実施

・守りこそAIで速く回せる分野

こんにちは。株式会社Garoop代表の山下です。

先に結論を書きます。サイバー対策は、大きな会社だけのものではありません。小さな会社でも、決めたことを淡々とやれば十分強くなれます。 今日は、Garoopが10月に実際にやったことを、そのまま紹介します👍

攻撃は増えている。でも、やることははっきりしている

セキュリティ会社のRecorded Futureが10月22日に出したレポートによると、日本の組織を狙った攻撃の報告は、2026年の4〜6月の621件から、7〜9月は918件に増えました。約48%増です。

主な手口として挙げられているのは、この3つです。

・ランサムウェア(データを使えなくして身代金を求める)

・クラウドサービスのログイン情報を盗む

・インターネットに公開しているシステムの脆弱性をつく

そしてレポートでは、対策もはっきり書かれています。古いシステムを更新する、APIのアクセスの許可をきちんとする、フィッシングに強い多要素認証を入れる、持っている個人情報と権限を見直す、バックアップから戻す練習をする、などです。

出典:マイナビニュース「[日本へのサイバー攻撃報告が48%増、個人情報が狙われる背景とは](https://news.mynavi.jp/techplus/article/20261025-5180073/)」(2026年10月25日)

つまり、やることは分かっているんです。あとはやるかどうかです。

僕たちが10月にやった4つのこと

① パスワードの保存方法を、最新のおすすめに替えた(10月16日)

Garoopのサービスでは、ログインのパスワードをそのまま保存せず、元に戻せない形(ハッシュ)にして保存しています。10月16日、その方式を bcrypt から Argon2id に替えました。設定は、Webセキュリティの国際的な団体OWASPが勧めている「メモリ19MiB・反復2回・並列度1」です。

出典:OWASP「[Password Storage Cheat Sheet](https://cheatsheetseries.owasp.org/cheatsheets/Password_Storage_Cheat_Sheet.html)」

古い方式で保存されていたパスワードも、その人が次にログインしたタイミングで、自動で新しい方式に保存し直すようにしています。利用者の方は何もしなくて大丈夫です。

② ログインの入り口で、ロボットを止める(10月10日)

ログイン・新規登録・パスワード再設定に、Googleの reCAPTCHA v3 を入れました。人間かロボットかを裏で判定して、パスワードを機械で大量に試すような攻撃を入り口で止めます。

③ 使っている部品を、すぐ新しくする(10月18日〜21日)

画面のNext.js、バックエンドのGo、それぞれが使っている部品(依存パッケージ)をまとめて更新しました。脆弱性チェックで出ていた件数は、32件→16件、20件→8件まで減りました。古いNode.jsではビルドできないようにもしています。

④ インフラは、守りに強い大きなクラウドの上で動かす

サーバーは基本的にAWSやGCPの上で動かしています。土台の守りは、世界トップのエンジニアがいるところに任せて、僕たちは自分たちのコードとログインの守りに集中する。役割分担です。

10月14日には、Xに「AIでサイト制作&集客支援やってます! セキュリティもばっちり👍」と書きました。自分たちのサービスでやっていることを、そのままお客さんのサイトにも出しています。

AIがいると、守りも速くなる

①〜③は、どれもAIと一緒に進めました。どこを直せばいいかを調べる、コードを書き換える、テストを回す。昔なら何日もかかった作業が、かなり短くなっています。守りこそ、AIで速く回せる分野だと思っています。

今日からできること

・自分の会社のサービスやサイトで、一番古いソフト・部品がどれかを1つ調べる

・社内のメール・クラウド・銀行の管理画面に、多要素認証を入れる

・パスワードをどう保存しているか、開発会社に1回聞いてみる(「ハッシュで保存しています」と答えられるか)

・バックアップがあるかだけでなく、実際に戻せるかを1回試す

次に挑戦すること

今回やった更新やチェックを、毎回人が思い出してやるのではなく、AIと仕組みで自動で回るようにしていきます。子どもたちが安心して使えるサービスにするために、守りのスピードをもっと上げます🚀

おわりに

攻撃が増えているのは事実ですが、やることははっきりしています。パスワードを正しく保存する、入り口でロボットを止める、部品を新しくする、土台は強いクラウドに任せる。小さな会社でも、1つずつやれば必ず強くなれます。一緒にやっていきましょう🫡

FAQ

Q. 日本へのサイバー攻撃はどれくらい増えていますか?

A. Recorded Futureの2026年10月22日のレポートによると、日本の組織を狙った攻撃の報告は2026年第2四半期の621件から第3四半期の918件へ、約48%増えました。

Q. Garoopは10月にどんな対策をしましたか?

A. パスワードの保存方式をbcryptからOWASP推奨設定のArgon2idに替え、ログインにreCAPTCHA v3を入れ、Next.jsやGoなどの依存パッケージを更新しました。インフラはAWSやGCPの上で動かしています。

Q. 小さな会社がまずやるべきことは何ですか?

A. 一番古いソフトを1つ調べて更新する、メールやクラウドに多要素認証を入れる、パスワードの保存方法を開発会社に確認する、バックアップから実際に戻せるかを試す、の4つから始めるのがおすすめです。