
この記事のポイント
・エクイティファイナンス(出資)は、実は10歳でも理解できる
・借りたお金は返すもの、出資は会社の成長で応えるもの
・子どもが起業家、親や地域が株主という新しい形を提案している
「出資」は、難しい言葉じゃない
2025年9月、僕は「エクイティファイナンス、実は10歳でも理解できるって知ってましたか?」という動画を公開しました。出資の意味やしくみを、小学生でもわかるレベルで解説したものです。
エクイティファイナンスと聞くと、難しい金融用語に聞こえます。でも、しくみ自体はとてもシンプルです。
子どもに伝えるなら、こう説明する
たとえば、子どもにはこんなふうに説明できます。
きみがお店を始めたとします。もっとたくさん商品をつくりたいけど、お金が足りない。そこで「きみのお店を応援したい」という人にお金を出してもらう。そのかわりに、お店の一部をその人に持ってもらう。お店が大きくなったら、応援してくれた人もうれしい。
この「お店の一部」が株で、お金を出してくれた人が株主です。
「借りる」と「出資を受ける」のちがい
前に書いた日本政策金融公庫の融資は、お金を「借りる」方法でした。借りたお金は、利息をつけて返す必要があります。
一方、出資は返すものではありません。そのかわり、会社を大きくして、株の価値を上げることで応えます。どちらが良い悪いではなく、事業に合わせて使い分けるものです。
子どもが起業家、親や地域が株主
僕が考えているのは、こんな新しい形です。
・これまで:ジュニアNISAなどで株や投資信託を買って、「誰かの会社」を支える
・これから:子ども自身が起業し、まわりの大人が「株主として支える」
子どもが起業家になり、親や地域が株主になる。応援する人がいて、成果で応える。このしくみを子どものうちから体験できれば、お金と事業の関係を、教科書よりずっと深く理解できるはずです。
まとめ
エクイティファイナンスは、大人だけの特別な話ではありません。「応援してもらって、成長で応える」という、とても人間らしいしくみです。10歳でも、ちゃんと理解できます。
次回は、この考え方をさらに進めた「赤ちゃんでも起業、小学生でもIPO」というGaroopのビジョンについてです。
執筆:山下大貴(株式会社Garoop代表)